Vol. XI, No. 75 平成十七年六月三十日

私がスタンフォードに一週間滞在中に、全米を震撼させた事件が起きた。中国の China National Offshore Oil Corporation(中国国営沿海石油コーポレー ション、CNOOC、略称チヌーク)がUnocal(ユノカル)という米国の石油会社を乗っ取るために185億ドルの現金をずしりと置いたのだ。

ユノカルのTOB[1]にはシェヴロンという米国石油企業も競争入札したが、負けて引き下がった。現時点でのアメリカが、中国をどのように見ているのかについて、またとない手引きとなる事態だ。・・・・・


[1] TOB: takeover bid:経営権を取得するために競り値をつけること。競売で、最高の値段で手に入れること。


15年前、日本が無邪気にアメリカを買いまくったときとは、根本的に違う今回の中国の行動。
アメリカはどう見ている?そして、片岡鉄哉の見解、解説は?
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