Vol. XI, No. 9 平成十七年一月二十六日

遂にドル暴落が到来・今年中

米中相互依存の崩壊が起因

米諜機関の予告

昨年、顕著になったふしぎな現象がある。米中が経済的に相互依存していることだ。中国は、アメリカ市場に膨大な輸出をすることで高度成長を維持している。その見返りとして、アメリカの国債を大量に買っていることだ。

つまり、中国は輸出で稼いだドルで、米国債を買う。そうすることで、自分の高度成長を維持し、同時に、アメリカにカネを貸しているのだ。この相互依存は、日米間にも存在する。円高になると対米輸出が減るので、日本政府は円安にするためにドル買いをし、買ったドルを米国債に投資してきた。

中国と日本が違う点は、中国元と米ドルの為替レートが固定されていることだ。これをpeg (釘付け)と呼ぶ。

ともかく、中国の繁栄はドル安にかかっている。同時に、アメリカの巨大な財政赤字は中国からの借金で埋められてきた。相互依存である。