Vol. XI, No. 7 平成十七年一月二十日

「日中のシチューは甘酸っぱい」、ノリミツ・オーニシ東京支局長

朝日新聞、転向の証しは社説

ライス国務長官の踏み絵

「東京の誇りは北京の怨恨。先月、日本海軍の退役軍人が、戦犯の祭ってある神社で真珠湾攻撃の日を記念した。小泉純一郎首相は参拝を続けて、中国を怒らせている」

ようやくこの記事でタイムズは、中国が日本領海を侵犯したことに触れた。新しい防衛計画大綱が中国を脅威であると定義したことにも、微かながら触れた。忙しい読者なら見逃すほどの報道だ。ふしぎな情報管制である。

これは一夜にして「日本軍国主義」攻撃に変わる可能性がある。

真珠湾攻撃は日米関係の業である。あれをアメリカは犯罪として処刑してしまった。だが、今では犯罪でなかったというのが多数派の意見だ。日本としては、犯罪でないものを犯罪と認めるわけにいかない。

そこへ中国がつけこんで、漁夫の利をしめようとする。「A級戦犯」を叩くと日米離間ができる。これは特効薬だ。絶対手放さない。だが、こちらも分祀などできない。