Vol. X, No. 133 平成十六年十一月十日

「総理の強気にかげり、躊躇い・原因不明」・アメ通124号

原因は外務省チャイナ・スクール

アメ通124号10/23で「総理の強気にかげり、躊躇い・原因不明」と指摘し、解答を探してきた。総理を脅かすものとして、中国の靖国反対、加藤紘一の靖国反対、公明党の造反、ブッシュの苦戦、等々を調べてみた。

その過程で、本誌が迷走したことを率直に認めて、お詫びする。最終解答は外務省の造反だった。

当初、総理は、米軍再編成に関連して大いに乗り気だった。焦点は、日本の軍事協力を従来の通り、安保条約第六条、極東条項に縛り付けるのか。つまり、朝鮮半島と台湾だけに限定するのか。それともインド洋から中東にまで拡張するのかという点だった。