片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XIII, No. 65/8・26・07

  • 拝金主義排除で投降、三越
  • エコノミックアニマルが日本を救う

1990年代の終わりまで三越のデパ地下ほど楽しい場所は無かった。 あれほど豊富な食べ物が、廉価で買えたのだ。私は著名なユダヤ人教授たちを 意識して連れて行った。いろんな食べ物のサンプルを唯で食べさせるのだ。東 欧のオープンマーケットの高級版だ。そのデパ地下を破壊したのが三越だ。鯖 の味噌煮が一切れ600円になった。庶民の魚サバの値段がスーパーの二倍だ。 コストの半分は無用なパッケージングだ。三越は何重ものプラスチックに包み 、欲しくもないドライアイスを入れ、手提げ袋を「無料」でくれる。更に各カ ウンターには数人の女性が張り付いている。人海戦術だ。三越は、運転手つき のベンツに乗る階級の店になった。セビロは最低十万円から。青山やユニクロ は「品格」のない拝金主義であり、格式高い三越では十万円以下の背広は売ら ないのだ。三越本店の二階の全部は紳士服だ。三越ブランドというのは無い。 ずらっと並ぶのは30ほどの外国ブランドだけだ。つまり本店の目玉フローアは 賃貸料を稼ぐ。伊勢丹のように自分のブランドは売らない。


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Vol. XIII, No. 63/8・6・07

  • 意識せずに反小泉「宣言」
  • 安倍のリーダーシップについて、再び

安倍大敗の原因では年金問題が第一だと朝日はいう。本当だろうか。でも霞 ヶ関の官僚が総理大臣をサボタージしているとしたら、これは政治的に天佑神 助でないのか。敵が現れ、犯罪をおかしてくれたら、有難いでないか。私は安 倍大敗の原因は、彼が小泉改革を放棄したことだと思う。しかも放棄したこと を意識していない。何が大事か判ってないことが致命傷だと思う。


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Vol. XIII, No. 62/8・2・07

  • 民主党が勝てば反動は必ず来る
  • 「米国で輸入車がデトロイト製より多く売れた」
  • Detroit Is Outsold by Imports in U.S.

現下のアメリカ世論は、ブッシュ・イラク戦争の非難で明け暮れている。ブ ッシュは、戦争で中東石油の高騰を抑えるという政策に失敗したばかりだ。し かし如何なる国であろうと、自動車産業市場を他国に譲渡することはあり得な い。反動は必ず来る。


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Vol. XIII, No. 60/7/27/07

  • 「F-22は日本に売れない」、ペンタゴン
  • 安倍失脚の日本は同盟でも失格か
  • 日米の将来を考える

F-22ラプター(猛禽)はロッキード・マーチン社が開発した次世代迎撃戦闘 機だが、ペンタゴンは「日本には売れない」と防衛省に宣告した。これまでな ら、「貿易黒字を減らすために早く購入しろ」と催促したものだった。風向き が変わったのだ。その理由を考えてみよう。


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