靖国神社と皇室典範をイデオロギーに捉われずに考えています。
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これはブッシュ政権にとって、大幅な譲歩である。イラ ク戦争が不首尾であることを間接に示唆している。三万人の緊急増員は 焼け石に水だったのか。
政治家の自殺は少ない。私が知っているのは、北海道選 出の中川一郎だけだ。彼は中川昭一・政調会長の父親である。一郎の自 殺の裏には鈴木宗雄の裏切りが絡んでいるといわれた。宗雄は一郎の主 席秘書で、全てを知っており、それをネタにして脅迫したといわれる。 どうして自殺する政治家が嫌いなのか自分でもはっきり判らない。敢え て言うならば、政治家は選挙民の判断にアピールし、従うべきだと思 う。一人で決めるのは僭越だ。松岡はしょせん官僚だったのだと思う。
天皇陛下の行幸に、これほどの政治的意図が負荷された 例はあまりない。恐らく天安門事件で孤立した中国を救済するために、 宮沢喜一が陛下の訪中を企画したのが最後だろう。だが、あれは天皇外 交の悪用だった。
最近、警察官の殉職がつづいている。これらは全て戦場 で名誉の戦死をとげる兵士と同じ行為である。しかし安倍総理が口に出 したのは「叙勲と内帑金」[1]という二義的な話であり、国と公共のため に命を投げ出すことの尊さを礼賛しなかった。これを褒めちぎっていれ ば、憲法第九条改定の意味も説明できたのに、残念である。
最近、目に余るような凶悪、残忍、猟奇的な犯罪を若者 が犯すようになった。母親の首を切り取って警察に自首し、「殺すのは 誰でもよかった」と言ったそうだ。こういう犯罪が蔓延するのは、日本 人が善悪という概念を喪失したからだと思う。そして、この喪失の原因 は憲法にある。
5月6日のタイムズは、新型の反戦運動が民主党を乗っ取りそうだとい う。[1] これまでの反戦運動は民主党が選挙に勝つためのゲームだった が今度は違う。これで政局は一変した。日本としては米帝国の生存か崩 壊かという二つの結果を勘案せざるを得ない。
タイムズの東京支局長ノリミツ・オーニシ氏が、本社の デスクに送る全ての記事は反日のジャパン・バッシングである。悪口し か書けないのだ。アメリカのリベラリズムとはこれほど醜い。こんな男 はpersona non-grataにするべきであろう。
米諜報機関によると、イラク・シーア派の「イラク化」 についてブッシュ政権とイラン政府の間に合意が成立した模様である。 イラン政府は、イラク・シーア派の長老シスタニ師に自主独立を許す。 しかしシーア派は、反乱しているスンニ派に譲歩をして、スンニ派が政 治に参画できるように応援するらしい。
4月の日米会談でブッシュ政権は、拉致問題の解決を北朝 鮮との和解の条件にしないと宣言したらしい。それ以来、沈黙を守って きた阿部政権は、事実上の冷凍期間を使って既成事実にしてしまった、 といえるだろう。なんとおとなしいことか。一声の抗議もない。
どの国家も過去を引きずっている。しかし後ろしか見て いない国は滅びて行く。フランスは名目上の連合国で、国連の常任理事 だが、戦前の栄光というぬるま湯につかって、反米マスターベーション をしている内に、観光で飯を食うスペイン、ポルトガル級まで転落し た。新大統領の処方箋――積極的軍事と市場改革――は小泉のと同一 だ。
03年に始まったイラク戦争がゲリラ戦争に変わったのは 11月のラマダンという断食祭の時だ。それから今年3月にブッシュが米派 遣軍の「急増(surge)」に着手するまで、米軍の戦闘序列と戦術は変わっ ていない。一貫して彼は戦術転換を拒否し、大きなコストを払ってき た。現状維持のどこがそれほど大事だったのか。本誌だけが、世界で初 めて答えてみせよう。
03年に始まったイラク戦争がゲリラ戦争に変わったのは 11月のラマダンという断食祭の時だ。それから今年3月にブッシュが米派 遣軍の「急増(surge)」に着手するまで、米軍の戦闘序列と戦術は変わっ ていない。一貫して彼は戦術転換を拒否し、大きなコストを払ってき た。現状維持のどこがそれほど大事だったのか。本誌だけが、世界で初 めて答えてみせよう。
コロンビア大学のジェラルド・カーチスは日本研究大家として持ち上げられる。ただしアメリカでではなくて、朝日新聞によってだ。先日、論説主幹・若宮啓文との対談でカーチス曰く。「安倍さんが『戦後レジームからの脱却』というスローガンを掲げていることが外国でもっと知られたら、世界中にたいへんな誤解を招くことになるでしょう。民主主義国のリーダーが自分の国のレジームチェンジを訴えるなどというのは、理解にくるしみます」 。この傲慢と独善は、マッカーサーのGHQで、あの憲法草案を書いたケージス大佐に匹敵するでないか。
コロンビア大学のジェラルド・カーチスは日本研究大家 として持ち上げられる。ただしアメリカでではなくて、朝日新聞によっ てだ。先日、論説主幹・若宮啓文との対談でカーチス曰く。「安倍さん が『戦後レジームからの脱却』というスローガンを掲げていることが外 国でもっと知られたら、世界中にたいへんな誤解を招くことになるで しょう。民主主義国のリーダーが自分の国のレジームチェンジを訴える などというのは、理解にくるしみます」[1]。この傲慢と独善は、マッ カーサーのGHQで、あの憲法草案を書いたケージス大佐に匹敵するで ないか。
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