片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XII, No. 52 平成十八年五月十八日

  • 遂に北朝鮮との講和条約交渉に合意
  • ただし日本は外す
  • どこまで後退するのかブッシュ

03年に北朝鮮の核抜きを図る六者協議が始った時点では、米朝の講和条約を締結することを平壌が要求していた。講和条約で自分の安全をアメリカが認めることを条件にして、核兵器を放棄するというのであった。しかしブッシュは講和条約などはとんでもない、と却下した。先ず北朝鮮が最初に核兵器を放棄しなさいというのだった。18日のタイムズは、遂にブッシュ政権が、米朝講和条約の締結と核抜き交渉を並行して進めることに合意したと伝えている。同時に、六者協議の枠は放棄される模様である。その理由は説明していない。[1]


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