片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XII, No. 47 平成十八年五月七日

  • 「アメリカを軽視するな」とチェイニーが警告
  • 胡錦濤への無礼は意図されたもの
  • 小泉が失敗したら米の反応は?

5月4日チェイニー副大統領が、わざわざ旧ソ連圏のリトアニアまで出かけて、ロシア外交に対する警告を出した。米諜機関によると、中国に対しても同様の警告を既に出したのだという。胡錦濤の訪米では、ブッシュ政権は国賓待遇を拒否し、二度に及ぶ無礼を犯したが、あれは意図されたものだった。ブッシュ政権は、自分がイラクの泥沼にはまったことに中・ロ両国がつけいり、膨張するのは危険だと警告しているのだ。これは日本の反小泉陣営が倒閣運動に出たことへの警告とも解釈できる。ブッシュは、どうしても日本による集団的自衛権行使が欲しいのだ。倒閣運動の首謀者である朝日はどう出るのか。


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