片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XII, No. 32 平成十八年三月十六日

  • 中国のガス田挑発に沈黙する意味
  • ニ正面作戦できないブッシュ
  • 京都会談で総理に引導わたす

ガス田の共同開発を懇願した二階・経産相に対して、北京は春曉の共同開発を拒否し、尖閣列島での共同開発を提案した。つまり日本領で日中の共同開発をするという傲慢な回答だ。3月7日のことだ。それから十一日間、日本政府は今日まで、泣かず飛ばずだ。実は日本は敗北したのだ。発端は去年の京都会談だった。ブッシュ大統領が小泉総理に、ガス田紛争で応援できないと言い渡したのだ。データベースを再度精査して判明した。敗北の遠因は日本が核兵器を拒絶することにある。中南海では笑いが止まらないだろう。断腸の思いで書く。

  • 老獪な中国の謀略
  • これまでの経緯

この続きはこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

Vol. XII, No. 31 平成十八年三月十四日

  • 「女系天皇反対=軍国主義」
  • 女性解放を隠すための詭弁
  • タイムズ・オーニシ記者の侮日

To Japanese Nationalists, Only the Y Chromosome Counts 日本のナショナリストにとってY染色体だけが大事だ[1]


侮日記事を連発するニューヨークタイムズ・オーニシ記者の立場、心理を探る。
この続きはこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

Vol. XII, No. 30 平成十八年三月十四日

  • 反撃に転じた小泉・中川・竹中
  • だが北京のガス田攻勢には沈黙

昨年8月、反戦運動がブッシュ牧場で起きたのを本誌は凝視していた。タイムズが煽っていたからだ。次にハリケン・カトリナが重なって、ブッシュの人気が危険水域まで落ちた。そこで本誌は、小泉も危ないと警戒信号を出した。「ボス」がこけたら、次は「子分」の番だ。案の定、朝日・読売が3点セットに火をつけた。倒閣運動にまで発展したのは、改憲運動が体制化されていないからだ。しかし小泉・中川秀直・竹中は反撃に転じた。内政では行革推進法案、景気対策、後継総理への地ならしだ。だが、タイムズ-朝日-読売の倒閣運動に北京政府が相乗りした。深刻な危機だ。日本も改憲もあぶない。

ホリエモン、牛肉などで「倒閣運動」(立花隆)火がつき、タイムズ・中国が相乗りするというような事態は、自民党の全盛期にはあり得ないことだ。旧体制はぶっ壊されたが、新体制が固まっていないからだ。読売はともかく、朝日-タイムズ-中国-韓国は「護憲派」である。

盧武鉉にいたっては、はっきり「憲法を変えるな」と明言している。改憲派は胸突き八丁の登山なのだ。NHKまでが「新撰組」「義経」などで護憲派を応援している。どこの国でも憲法改正は戦争か内戦を前提とする。


どこの国でも憲法改正は戦争か内戦を前提とする。
さて、日本は・・・。
この続きはこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

Vol. XII, No. 31 平成十八年三月十四日

  • 「女系天皇反対=軍国主義」
  • 女性解放を隠すための詭弁
  • タイムズ・オーニシ記者の侮日

To Japanese Nationalists, Only the Y Chromosome Counts 日本のナショナリストにとってY染色体だけが大事だ[1]

・・・中略・・・

解説

日本に長く住んでいると、日本人が嫌になり、味噌汁が嫌になり、気が狂いそうになる外人がある。タイムズ支局長のノリミツ・オーニシ氏はあの病気にかかったようだ。・・・


ニューヨークタイムズ、オーニシ氏の侮日記事の背景とその意図を解説。
続きはこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

Vol. XII, No. 29 平成十八年三月十日

  • これは絶好のチャンスだ
  • ブッシュも小泉も危機
  • 靖国参拝と自衛隊派遣で取り引きか

現時点で小泉とブッシュは危機に立つ。総理は「4点セット」から脱出したら、胡錦濤がガス田で罠をしかけた。大統領はイラクで内戦が始ったので議会が騒ぎ出した。両人は、かなりデスペレートな状態だ。こういう時にでっかいチャンスが来る。二人とも喉から手が出るように欲しいものがある。それを相手が持っている。小泉はブッシュの靖国参拝が必要だ。ブッシュは小泉の自衛隊派遣・延長が不可欠だ。これを交換するのだ。絶好のチャンスだ。恩を売り合うのだ。手に汗を握る駆け引きだ。


窮地のブッシュ大統領と小泉総理。
喉から手が出るほどほしいカードは互いが持っている!
この続きはこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

Vol. XII, No. 28 平成十八年三月九日

  • 「共同開発は尖閣で」
  • フーちゃん(胡錦濤)はやり手
  • 弱い海軍でギリギリの突っ張り

フーちゃんはやり手だ。日本が要求していた春曉ガス田の共同開発は、尖閣列島(日本領土)でやるというのだ。中国人はこちらの弱点は全て叩いて調べる。覚えてますか。尖閣に中国右翼が上陸した時、総理は警察を派遣し、逮捕せずに恐るおそる御退出を願った。次に、最近の内閣改造では中川昭一(故一郎代議士の子息で強硬派)を二階で更迭した。だが、今や中川の持論だった春曉対決に戻ることになるだろう。心配ないですよ、今のところは。

日本の海上自衛隊は、装備、訓練、破壊力、C&C(コマンド・アンド・コントロール)では米第七艦隊の精鋭部隊に負けない。潜水艦の索敵にいたっては名人芸だ。冷戦時代からソ連の潜水艦を追いかけてきたからだ。

・・・中略・・・

人民解放軍は圧倒的な優勢になるまで対決しない。八路軍・新四軍の時代からの戦法だ。・・・


つまり、中国を脅威たらしめるのは、軍事ではない。
中国の強さとは・・・

この続きはこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

Vol. XII, No. 27 平成十八年三月三日

  • ギリシャ・ローマ文明も継承
  • タイムズという新聞の一面

リベラルに過ぎるきらいはあるものの、タイムズが優れた新聞であることは疑いない。保守系のジャーナルは経済紙であって、幅のひろさで追随できない。タイムズには常連コラムニストのポストが数席あり、その中の一つは札付きの共和党支持者のためにとってある。現在、ディヴッド・ブルックスがお抱えのネオコンである。なぜ彼がネオコンなのかは、ギリシャ・ローマの文明のスポークスマンをすることで判る。アメリカのリベラルはギリシャ・ローマが大嫌いなのである。以下は昨日のコラムから。


ニューヨークタイムズとは?
ネオコンとは?
アメリカとは?

タイムズ3月2日のコラムから片岡鉄哉があらためて解説した この続きはこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

Vol. XII, No. 26 平成十八年三月ニ日

  • 反ブッシュの新戦略を探すタイムズ
  • イラク撤退は不可能と知って

去年8月に始った反戦運動は、ハリケン・カトリナでの政府失態で弾みがつき、ブッシュ不信任運動に拡張した。背後でタイムズが糸を引いていた。これを真似して、朝日は読売のワタツネと一緒に小泉倒閣運動を展開した。しかしブッシュ不信任の方は立ち消えとなった。イラクで勝てないからといって、撤退は不可能なのだ。アメリカは中東で石油とイスラエルを守る至上命令がある。更に、ユダヤ人は民主党の票田・金づるだ。これで民主党の風船玉が急にしぼんだ。以下は、タイムズの方向転換への手探り。最初は外交面で、次に内政面で。


「う〜ん、この続きが読みたい!」 という方はこちらから!

http://www.tkataoka.com/order/order.html

アメ通過去ログカレンダー

過去のアメリカ通信の見出しの閲覧が可能です

なお、あくまでワンパラグラフだけです。基本的に本文はもっと長くなります。見本として、また、届いているメールの確認としてお使いください。